シンガポールでは、ここ最近ヘイズ(Haze)が気になる日が続いています。
普段なら遠くまでよく景色が見えるところ、少しぼんやりしていたり、近くの建物まで見えにくくなったりする日もあります。
外に出ると、煙たいような感じや焦げ臭いにおいがすることも。
2026年9月末には、シンガポール全5地域の24時間PSIが「Unhealthy(不健康)」の範囲に入りました。
今回は、最近のシンガポールのヘイズの様子や対策を、実際の街の写真と一緒にまとめてみます。
ヘイズって何?
“ヘイズ(Haze)“とは、森林火災や泥炭地の火災などによって発生した煙や微粒子が、風に運ばれて広がることで起こる大気汚染のこと。
シンガポールでは、特に乾季にインドネシア・スマトラ島やカリマンタン島などで発生した火災の煙が風に運ばれてくることで、ヘイズが発生することがあります。
ヘイズが発生すると、空が白く霞んだように見えたり、遠くの建物が見えにくくなったりするほか、空気の状態によっては目や喉に違和感を感じることもあります。
シンガポールでは、ヘイズの程度を「PSI(Pollutant Standards Index)」という数値などで確認することができます。
「今日はなんだか空が白いな」「いつもより遠くが霞んでいるな」と感じたら、ヘイズが発生している可能性があるので、その日のPSIやPM2.5をチェックしてから外に出るのが◎
シンガポール旅行中にヘイズが発生したら?
シンガポール旅行中にヘイズが発生すると、「せっかく旅行に来たのに、観光できないのでは?」と心配になるかもしれません。
ただ、ヘイズが発生したからといって、必ず旅行の予定をすべて変更しなければならないというわけではありません。
“その日の空気の状態を確認しながら、状況に合わせて過ごす”くらいの心持ちで◎
ヘイズの日の観光はどうする?
シンガポール旅行では、マーライオンやマリーナベイ周辺、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイなど、屋外で景色を楽しむ観光スポットも多くあります。
ヘイズが発生している日は、こうした場所が普段より白く霞んで見えることもあります。
特に空気の状態が悪い日は、屋外で長時間過ごしたり、たくさん歩いたりする予定を減らして、
ショッピングモールや美術館、カフェなどの屋内スポットを組み合わせるのもおすすめです。
屋外観光だけで予定を埋めず、屋内で楽しめる場所も候補に入れておくと、旅行中に予定を変更しやすくなります。
子連れ旅行の場合は?
子ども連れでシンガポールを旅行する場合は、特にその日の空気の状態を確認しておくと安心です。
公園やプレイグラウンド、屋外の観光施設などを予定している場合は、
PSIやPM2.5の状況を確認し、必要に応じて屋内の施設へ予定を変更することも考えてみましょう。
シンガポールにはショッピングモールや屋内型の遊び場など、天候に左右されにくい場所も多いので、
旅行の予定にいくつか組み込んでおくと、ヘイズが発生したときにも対応しやすくなります。
シンガポール在住者はヘイズの日をどう過ごす?
旅行者の場合は「観光の予定を変更する」という選択ができますが、
シンガポールに住んでいると、仕事や学校、買い物、子どもの送迎など、普段通りの生活をしなければならないこともありますよね。
そんなときは、ヘイズの状況に合わせて、いつもの生活を少し調整してみましょう。
子どもの外遊びや屋外活動は?
シンガポールで暮らしていると、公園やプレイグラウンドで子どもを遊ばせる機会も多いと思います。
ヘイズが気になる日は、その日のPSIやPM2.5を確認しながら、外遊びの時間を短くしたり、屋内で遊べる場所に変更したりするのもひとつの方法です。
学校や幼稚園、習い事などで屋外活動が予定されている場合、あまりに数値が高いと活動が中止になることもあります。
特に空気の状態が悪い日は、長時間の屋外活動や激しい運動を控えるなど、無理をしないことが大切です。
ランニングなどの屋外運動は控える
普段からランニングやウォーキングなどの屋外運動をしている方は、ヘイズが発生している日は少し注意が必要です。
空気の状態が悪いときに、長時間走ったり激しい運動をしたりすると、普段より多くの空気を吸い込むことになります。
その日のPSIやPM2.5を確認し、空気の状態が気になる日は、屋外での運動を休んだり、屋内でできる運動に変更したりする判断も。
洗濯物や窓開けはどうする?
シンガポールで暮らしていると、ヘイズの日には「洗濯物は外に干していいの?」「窓は開けないほうがいい?」と気になることもありますよね。
ヘイズが気になる日は、
- 必要以上に窓を開けっぱなしにしない
- エアコンや空気清浄機を活用する
- 洗濯物は室内干しにする
など、その日の状況に合わせて判断してみてください。

わたしはヘイズがひどいときに洗濯物を外に干すと、鼻水が止まらなかったり喉が痒くなったりします。
ヘイズの数値が落ち着くまでは、室内干しを続ける予定です。
ヘイズの日は家の中でどう過ごす?
ヘイズがひどい日は、「今日はなるべく外に出ない」と決めて、家で過ごすのもひとつの選択肢です。
ショッピングモールで買い物をしたり、カフェで過ごしたり、家でゆっくり過ごしたりと、その日の空気の状態に合わせて予定を調整してみましょう。
実際のシンガポールの街はこんな感じ
数字で見るだけでは、ヘイズが実際にどのくらいの状態なのかなかなかイメージしにくいですよね。
そこで、今回ヘイズが発生した日に、実際のシンガポールの街の様子を撮影してみました。


普段なら遠くまで見える建物や景色が霞んでいて、空もいつもより白っぽく見えます。
シンガポールのPSI・PM2.5はどこで確認できる?
シンガポールのヘイズや大気の状態を確認するときは、「PSI」と「PM2.5」という言葉を覚えておくと便利です。
- 24時間PSI
→今後の活動を考えるときの目安 - 1時間PM2.5
→現在の空気の状態を確認するときの目安
シンガポールの大気状況は、以下のサイトやアプリで確認できます。
- NEA(National Environment Agency)のウェブサイト
- myENVのアプリ
- Haze@SGのアプリ
👆 マーライオンが表示されるのはHaze@SGのアプリです。
観光に出かける前や外出、子どもの外遊びの前に、
天気予報と同じように、一度その日の空気の状態を確認してみてください。
ヘイズの日にできる対策
ヘイズが発生している日は、紹介したサイトやアプリを使って、まずその日の空気の状態を確認することが大切です。
基本的には、空気の状態が悪いときには長時間の屋外活動や激しい屋外運動を控え、必要に応じて屋内で過ごす時間を増やします。
旅行中なら屋外観光を屋内スポットに変更したり、在住者なら子どもの外遊びや運動の予定を調整したりと、その日の状況に合わせて対応しましょう。
また、ヘイズの状況は時間によって変わることもあります。
朝に確認したときは問題なくても、午後には空気の状態が変わっていることもあるため、外出前や予定を決めるときに最新の情報を確認するのがおすすめです。
まとめ
シンガポールでは、インドネシアなどで発生した森林火災や泥炭地の火災による煙が風に運ばれてくることで、ヘイズが発生することがあります。
ヘイズが発生すると、空が白く霞んだり、遠くの景色が見えにくくなったりするほか、空気の状態によっては目や喉に違和感を感じることもあります。
空気の状態に合わせて「今日は外にいる時間を少し減らそう」「屋内で過ごそう」と予定を調整することが、ヘイズの日を過ごすポイントです。
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