一時帰国を考え始めると、まず悩むのが「結局、いつ帰るのが正解なんだろう?」ということ。
日本の季節、子どもの学校の休み、航空券の値段、体力面…。
シンガポール在住、とくに子連れ家庭にとっては、一時帰国の時期を決めるだけでも考えることがたくさんあります。
実際、わが家も一時帰国のたびに「この時期でよかったのかな?」と悩みながら決めてきました。
この記事では、シンガポール在住者の視点から、一時帰国の時期を選ぶときに考えている基準を紹介しています。
季節ごとのメリット・デメリット、子どもの年齢や学校ごとに考える一時帰国の時期について、シンガポール在住者の視点から本音でまとめてみました。
一時帰国の時期、何を基準に決める?

一時帰国の時期を考えるとき、つい「季節」にフォーカスして決めてしまいがちですが、季節以外にも考慮に入れておきたい要素は他にもあります。
特に子連れ家庭の場合は、判断材料がひとつではないので悩ましいですよね。
一時帰国の時期を考えるとき、基準となるのは次のようなポイント。
- 子どもの年齢や成長段階
- 学校・園のスケジュール
- 一時帰国の目的(帰省・用事・買い出しなど)
- 日本の季節や気候
- 家族全体の体力や負担
- 滞在期間の長さ
これらはどれも、ひとつの要素だけで決められるものではなく、その時々の状況に合わせてバランスを取りながら考えています。
季節ごとの一時帰国|メリット・デメリット

一時帰国は、選ぶ季節によって過ごしやすさや大変さが大きく変わります。
ここでは春・夏・秋・冬それぞれの特徴と、季節ごとの一時帰国のメリット・デメリットを、在住者・子連れ目線でまとめてみました。
春の一時帰国
気候が穏やかで過ごしやすい春は、一時帰国しやすい季節のひとつ。
一方で、日本の行事や新生活シーズンならではの注意点もあります。
春の一時帰国のメリット
- 気候が穏やか
- 桜の時期を楽しめる
- 春休み中だから学校のスケジュールと合う
- 日本人学校で必要なものが手に入りやすい
春の一時帰国のデメリット
- 春休み中なので混雑している可能性
- 航空券がやや高め
- 花粉症の人は要注意
夏の一時帰国
長期滞在しやすく、子どもにとっては楽しい夏の一時帰国。
ただし、日本の暑さや体力面は事前に知っておきたいポイントです。
夏の一時帰国のメリット
- 子どもの夏休み中なので長期滞在しやすい
- 日本の家族と予定を合わせやすい
- 花火大会や夏祭りなど日本らしいイベントが多い
- 夏服のままなので荷物が嵩張らない
夏の一時帰国のデメリット
- シンガポールと比べても暑さが厳しい
- 夏休みは混雑している
- 航空券が高くなりがち
秋の一時帰国
比較的落ち着いて過ごしやすい秋は、実は穴場の時期。
航空券や混雑状況など、人気の夏とは違ったメリットがあります。
秋の一時帰国のメリット
- 気候が穏やかで過ごしやすい
- 紅葉を楽しめる
- 航空券の費用を抑えやすい
秋の一時帰国のデメリット
- 長期休暇ではないと日程調整が難しい
- 学校のイベントと重なりがち
- 気温の予想が難しい
冬の一時帰国
年末年始に合わせやすい冬の一時帰国は、家族に会いやすい反面、寒さや荷物の多さが気になる季節でもあります。
冬の一時帰国のメリット
- 年末年始を日本で過ごせる
- 雪やお正月など日本らしさを味わえる
- 冬休みと合わせて帰国しやすい
冬の一時帰国のデメリット
- 冬服を用意しないといけない
- 荷物が増える
- インフルや体調不良のリスク

我が家の場合は、季節はそこまで重要視せず。ただ経験上、夏の暑さはかなり厳しかったです。気候がいいのは春か秋だと思うけど、個人的には春の花粉も辛い…。暖冬の年であれば冬の帰国は快適でした。
子どもの年齢で考える一時帰国
一時帰国の時期は、子どもの年齢によって「気にしたいポイント」がかなり変わります。
同じ季節でも、未就学児と小学生以上では感じ方も負担も違うもの。
ここでは年齢別に、一時帰国の時期を考えるときのヒントをまとめてみます。
未就学児
親の負担が大きくなりやすい未就学児との一時帰国。
親の都合で動きやすい反面、体力面や移動のしやすさなどへの配慮がポイントになります。
- 学校を休む心配がないので時期を調整しやすい
- 長期滞在しやすい
といったメリットがありつつ、
- 親の負担が大きい
- 季節の影響を受けやすい
- 気温差による体調不良
- 移動の多さによる疲れ
- 生活リズムの乱れ
など、注意しておきたいポイントも。
そのため、未就学児がいる場合、暑すぎず寒すぎない春・秋を選ぶ家庭も多い印象です。
小学生
未就学児と違って、小学生になると一時帰国のために学校を長く休むのが難しくなってきます。
小学生の一時帰国のポイントは、
- 学校の休みが最優先
- テストや行事との兼ね合い
- 宿題や勉強のフォロー
- 欠席できる上限
小学生の一時帰国では、以上のように、学校や勉強の調整というのがポイントになってきます。
そのため、夏休みや冬休み、春休みなど、長期休暇を利用した一時帰国が一番現実的。
高学年以上
小学校の高学年以上、中学生や高校生になると、学校や部活、習い事などの影響をより受けやすくなります。
一時帰国は「家族イベント」というよりも、本人の意思や学習状況も尊重する必要が出てくる時期かもしれません。
- 勉強の遅れが気になる
- 受験や成績を意識し始める
- 長期不在への不安が出やすい
この頃からは、
- 滞在日数を短くする
- 目的を絞った一時帰国にする
- 毎年必ず帰るとは限らない選択をする
など、一時帰国の形そのものが変わる家庭も多いようです。

我が家の場合は、小学生の子どもの学校のスケジュールを最優先に一時帰国の時期を決めています。そのため、下の子はしばらくお休みすることになってしまうのですが…
学校・園ごとに考える一時帰国
日本人学校・日系の幼稚園に子どもを通わせている家庭もあれば、インターナショナルスクールやローカル校・園に通わせている家庭も。
学校や園によっても、一時帰国の時期の考え方は変わってきます。
日本人学校・日系園の場合
日本人学校や日系園の場合、長期休暇のタイミングは日本とほとんど同じ。
そのため、一時帰国の時期は比較的考えやすい傾向にあります。
- 日本の長期休みに合わせやすい
- 長期滞在しても欠席扱いにならない
- 周囲も同じように一時帰国する家庭が多い
日本の学校に比べると、学期途中で一時帰国をしたり旅行をしたりする家庭の割合も高い印象があります。
航空券の費用や日本での予定に合わせて、学期途中での一時帰国も選択肢に入れてみるのも。
インターナショナルスクールの場合
インターナショナルスクールは、日本の学校とは学期の区切りや長期休みの時期が大きく異なります。
- 長期休みが分散している
- 日本の夏休み・冬休みと重ならないことが多い
インターナショナルスクールの長期休暇に日本に帰って、日本の小学校に数週間体験入学をさせることも。
「毎年必ず日本の夏休みor冬休みに帰る」などと決めず、柔軟に考えることで、スケジュール面のストレスが減ります。
ローカル校・園の場合
ローカル校やローカル園に通っている場合、祝日や長期休みはシンガポールのカレンダーが基準になります。
- 旧正月など、現地特有の長期休み
- 日本の休みとはほぼ重ならない
この場合、
- 日本の行事より現地校のスケジュールを優先する
- 比較的空いている時期に一時帰国する
といった選択をする家庭も。
「日本の休みに合わせない」からこそ、航空券や混雑を避けやすいというメリットもあります。
兄弟・姉妹で学校や園が違う場合
一時帰国の時期を考える上で一番悩ましいのが、兄弟・姉妹で学校や園が違う場合。
特に日本人学校とインター、ローカル校と日系園のように、学校のスケジュールが兄弟・姉妹で大きく違うと、「誰の予定を優先するか」で迷ってしまいますよね。
「全員が無理なく動ける時期」を探そうとすると、なかなか答えが出にくいもの。
「全員にとって完璧な時期」を探すよりも、どこを優先するかを決めるのがおすすめです。
- 学校を優先する年齢の子がいるか
- 体力面で配慮が必要な子がいるか
- 今回の一時帰国の目的は何か
兄弟・姉妹がいる家庭では、毎回同じ判断にならなくても大丈夫。
「今年は上の子優先」、「次は下の子が動きやすい時期」と、毎年考え方を変えてみるのも◎

我が家は、子どもの学校の長期休暇に合わせて一時帰国しています。まさに兄弟・姉妹で学校や園が違うパターンなので、悩むことも。現時点では上の子の学校のスケジュールに合わせています。
「目的」から考える一時帰国

「なぜ一時帰国するのか」をはっきりさせると、時期は自然と絞られてきます。
目的別に考えることで、迷いがぐっと減ることもあります。
- 家族に会う
→家族との予定が合う時期 - 病院・歯医者・健診
→予約が取れる時期 - 買い出し
→必要なものが買える時期(学用品は春の帰国が◎) - 日本の行事
→お正月、花見、お盆、紅葉、雪など - 子どもを日本に慣れさせたい
→日本の学校や園に通わせられる時期
目的がある一時帰国の場合は、目的にフォーカスして考えると時期を決めやすいですよね。

子どもの学校のものを買いたい場合は、日本の新学期シーズンの春休みがおすすめ。家族の予定に合わせて短期間だけ一時帰国をしたこともあります。
日本の気候と体力問題で考える一時帰国
シンガポールでの生活に慣れていると、日本の暑さや寒さは想像以上に体にこたえることも。
子どもや家族の体力面も、時期選びでは無視できません。
- 真夏の日本は想像以上
- 冬の寒さも意外と堪える
- 高齢の家族との兼ね合い
- 日本国内での移動
など、子どもの年齢に合わせて、無理なく一時帰国の時期を決めたいですよね。

我が家は屈強な人間が多いので、日本での気候はそこまで気にしていません。ですが、暑さに弱い方は冬に、寒さに弱い方は夏に帰るのがベターかなと個人的には思います。
結局、我が家はどう決めてる?

ここまでいろいろな基準を見てきましたが、正直なところ一時帰国の時期に「これが正解」という答えはないと思っています。
季節や子どもの年齢、学校の状況は毎年少しずつ変わるので、我が家でも毎回同じ時期に帰っているわけではありません。
そんな中でも、
- 子どもの長期休暇に合わせる
- 1年に2回、程よいバランス(約半年ごと)で帰る
一時帰国の時期を決める我が家なりの判断軸としては、👆主にこの2つ。
というのも、我が家の場合は
- 季節にはあまりこだわらない
- 荷物の量や移動の大変さも気にならない
- 体調不良になりにくい
といった点が大きいのかもしれません。
家庭によって、気になる要素・気にならない要素、得意なポイント・苦手なポイントは異なりますよね。
- 体調を崩しやすい
→気候が近い夏がおすすめ - 冬服を用意するのが大変
→服が変わらない夏がおすすめ - 日本で参加したいイベントがある
→季節よりもイベントの時期重視 - 移動が人混みが苦手
→帰省ラッシュや繁忙期を避ける - 航空券の費用を抑えたい
→ハイシーズンを避ける
このように、家族ごとに無理のない時期を選ぶのが、満足度の高い一時帰国につながる気がします。
さいごに
一時帰国の時期に、これが正解という答えはありません。
家族構成や子どもの年齢、そのときの生活状況によって、ちょうどいいタイミングは変わってくるはず。
だからこそ、「何を優先したいか」を考えながら選んでみてください。
これから一時帰国を予定している方が、「自分たちに合う時期」を考えるヒントになれば嬉しいです。
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