シンガポールのホーカーやフードコートでよく見かける「麻辣香鍋(マーラーホットポット)」。
辛い食べ物が好きな方にはぜひおすすめしたい、シンガポールのローカルフード。
ですが、お店を覗いてみると初めての方には注文方法にちょっと戸惑ってしまうかもしれません。
この記事では、マーラーホットポットの基本の注文方法と辛さの選び方、初心者におすすめのポイントをわかりやすくまとめました。
マーラーホットポットとは?

シンガポールでも人気の「麻辣香鍋(マーラーホットポット)」は、野菜やお肉など好きな具材を選んで、ピリ辛に仕上げてもらう料理。
花椒や山椒の痺れる辛さと、唐辛子のピリッとした辛さのバランスが絶妙で、ただ辛いだけではなく深みのある味がクセになります。
シンガポールでは、中国系の食文化が根付いていることもあり、ローカルの人たちの間でも定番の料理。
フードコートやホーカー、さらにはショッピングモール内の専門店など、さまざまな場所で楽しめます。
自分好みに具材や辛さを選べる“カスタム式”の気軽さも、人気の理由のひとつです。
注文の流れを解説
ホーカーやフードコートでもよく見かけるマーラーホットポットですが、”カスタム式”ゆえに、初めてだと注文方法が少し独特に感じるかもしれません。
注文は基本的に「自分で具材を選んで、量り売り」のスタイル。
お店によって細かいルールは違いますが、だいたいの流れを知っておくとスムーズに注文できます。
ここでは、シンガポールの一般的なマーラーホットポット店での注文手順を紹介します。
具材を選ぶ

ショーケースの近くに、ボウルとトングがあります。
ボウルとトングを持って、ショーケースから野菜やお肉など好きな具材を選んでいきます。
このとき、具材を選びすぎると出来上がりの量が多くなってしまうので要注意。
具材の量については後ほど詳しく紹介します。
レジ近くには麺類もあるので、選びたいときは自分で追加します。
量り売り
具材を選んだら、レジでボウルを渡して計量してもらいます。
具材の種類や重さで値段が決まります。
辛さレベル&調理スタイルを選ぶ
レジで辛さのレベルと調理スタイル(ドライorスープ)を聞かれます。
マーラーホットポットはスープではなくドライが定番。
辛さレベルは数種類ありますが、後ほど詳しく説明します。
支払い&受け取り
支払いをしたら呼び出しベルか番号札をもらいます。
呼び出されたら、マーラーホットポットを受け取って完了です。
注文のコツ&注意点
注文の流れを簡単にご紹介しましたが、初めての注文では「辛さのレベル」や「具材の量」など戸惑いやすいポイントがいくつかあります。
思った以上に辛かったり、つい入れすぎて高額になってしまう…というのはよくある話です。
ここでは、辛さや量の目安、失敗しないためのちょっとしたコツをまとめました。
辛さレベル
マーラーホットポットは辛さのレベルが4〜5段階で分かれています。
辛さのレベルの名称はお店によって違いますが、主にこんな感じ。
- No Spicy(ノンスパイシー)
 - Less Spicy(レススパイシー)
 - Mildly Spicy(マイルドリースパイシー)
 - Medium Spicy(ミディアムスパイシー)
 - Hot Spicy(ホットスパイシー)
 - Super Spicy(スーパースパイシー)
 
など、このあたりの用語を使ってレベルが表されています。
辛いものが好きな方はミディアムスパイシー、得意ではない方はレススパイシーがおすすめ。
辛いものが好きな方はホットスパイシーでも食べられるとは思いますが、もっと辛くても食べられそうなミディアムくらいが個人的には一番美味しくいただけます。
ノンスパイシーは頼んだことはないのですが、辛くない分風味もないと聞くこともあります。
具材の量の目安
量り売りスタイルだと、どのくらいの量を選べばちょうど良いのか迷ってしまいますよね。
ひとりで食べる場合、ちょうどいい具材の量はこちら。
- お肉かお魚など1種類
 - 野菜3〜4種類
 - 湯葉や豆腐類1種類
 - 麺類1種類
 
このくらいの量を頼んで、10ドル前後になるはずです。
麺は必須ではなく、具材だけを選んで、レジでライスを注文することもできます。
おすすめの具材

お肉や野菜など、ショーケースにはたくさんの具材が並んでいるので、どれを選ぶか迷ってしまいますよね。
わたしのおすすめの具材をいくつかご紹介します。
- 白菜
 - れんこん
 - 湯葉
 - きくらげ
 - ブロッコリー
 - 空芯菜
 - ほうれん草
 - もやし
 - 豚肉
 - 海老
 
マーラーホットポットを注文する際、決まった具材しか選ばないという話も耳にするのですが、わたしはちょこちょこ新しい具材に挑戦しています。
葉物や緑色の野菜をひとつ、根菜をひとつ、などベースを決めて、気になる野菜を少しずつ追加してみたり。
お肉類は豚肉を選ぶことが多いですが、たまに気分で鶏肉を選ぶことも。
海老などの海鮮を入れるとまた違った風味を楽しめます。
パクチーが苦手な方は注意
マーラーホットポットは、仕上げにパクチーやピーナッツを乗せてくれます。
パクチーが苦手な方は、注文の際に
- Without Coriander(ウィズアウト コリアンダー)
 - No Coriander(ノー コリアンダー)
 
と伝えておくと安心です。
おすすめのお店(初心者・子連れ向け)
シンガポールにはマーラーホットポットのお店がたくさんあります。
見かけたお店にふらっと入ってみるのも楽しいですが、初めての方でも注文しやすい、おすすめのお店をご紹介します。
日日紅麻辣香鍋 Ri Ri Mala Xiang Guo

シンガポールのマーラーホットポットといえば、定番は”日日紅麻辣香鍋 Ri Ri Mala Xiang Guo“。
チャイナタウンのPeople’s Park Complex Food Centreと、ラオパサに店舗があります。
どちらの店舗も行ったことがありますが、ラオパサは完全に自分で具材を選んでレジで量り売りしてもらうスタイル。
チャイナタウンの店舗は、店員さんがショーケースの前にいて、具材を取ってくれました。
店員さんがおすすめを教えてくれたりしたので、具材選びに迷いそうな方はチャイナタウンに行ってみるのも良いかもしれません。
▶︎ People’s Park Complexの店舗のGoogleマップはこちら
▶︎ Lau Pasat(ラオパサ)の店舗のGoogleマップはこちら
La Way

オーチャードタワーにあるLa Wayのマーラーホットポットも日本人に大人気。
注文用紙に書かれた具材にチェックを入れて、レジで渡して注文します。
口頭での注文ではないので、英語が得意ではなくても注文しやすくて安心です。

わたしも何度か訪れたことがありますが、Ri Ri Mala Xiang Guoともまた風味が違うのでぜひ食べ比べてみてほしいです。
▶︎ La WayのGoogleマップはこちら
子連れ向けのお店はある?
マーラーホットポットそのものは子どもが食べるには辛すぎると思いますが、ホーカーやフードコートには子どもが食べやすいメニューのあるお店もたくさんあります。
中でも定番のホーカー”ラオパサ”で、我が子たちが好んで食べるメニューはこちらの記事で紹介しています。
▶︎ 「シンガポールの定番ホーカー”ラオパサ”のおすすめメニュー|旅行&子連れOKガイド」
さいごに
シンガポールのローカルフードの中でも、日本人に人気の高いマーラーホットポット。
自分で具材を選んでいくカスタムスタイルは、好きなものを選べる一方で、初めての注文では少し緊張するかもしれません。
注文の流れを知っておくだけでグッとハードルが下がるので、ぜひこの記事を参考に注文してみてください。
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