シンガポール動物園(Singapore Zoo)やナイトサファリ(Night Safari)は、シンガポールを代表する人気観光スポットのひとつ。
旅行で訪れる人はもちろん、在住者にとっても週末やホリデーのお出かけ先として定番です。
シンガポールのMandaiについて
Singapore ZooとNight Safari、River Wonders、Bird Paradiseに加えて、2025年にはRain Forestという新エリアも誕生しました。
Mandaiエリアにある4つの施設すべて行き放題の年パスがあり、シンガポール在住者(特に子育て世代)は年パスを持っている人もたくさん。
わたしも自身も年パスを持っているので、かなりの頻度で通っています。
この記事では、Mandaiエリアにある4つの施設について、実際に年パスを持っている在住者の目線で比較していきたいと思います。
それでは、マンダイエリアの比較スタート!
Singapore Zoo(シンガポール動物園)

Singapore Zooでは、広々とした園内でのびのびと暮らす動物の姿を、じっくり見ることができます。動物たちの自然な暮らしぶりを間近で見られるような感覚で、ワクワクします。
キリンやゾウ、シマウマなどの定番の動物から、コウモリやナマケモノなど幅広い生き物を見ることができます。
希少な動物たちを保護する活動にも力を入れているため、マレーグマやテングザルのように絶滅危惧種に指定されている動物とも出会えます。
日本の動物園と比べて、動物たちとの距離が近いのもSingapore Zooならではの魅力です。
Zooの中は歩いて回ることもできますが、園内を一周しているトラムもあります。
園内を全部歩くとかなりの距離になるので、4ヶ所ある乗り場からトラムに乗って、見たい動物の近くで降りるのがおすすめです。
混雑する日はトラム待ちで並ぶことも多いので、待ち時間や体力に合わせて、移動方法を選んでみると良いでしょう。
トラムの注意点としては、乗るときにベビーカーを折り畳まないといけないこと。
子ども連れだとベビーカーでZooを訪れる方も多いと思いますが、ベビーカーをそのままトラムに乗せることはできません。
そのため、子どもが寝ているタイミングや、大人の手が足りないときにはトラムを利用しにくく感じることも。
またZooの中には、子どもたちが思いっきり遊べるプレイグラウンドや水遊び場もあります。
軽食を食べられるフードコートやKFCも近くにあるので、休憩しつつ子どもたちを遊ばせることもできます。
Zooはとにかく暑いので、水分補給やファンの持参、こまめな休憩など、しっかりとした対策が必須です。
ベビーカーで動物園を訪れる際には、ポータブル扇風機が必須。
赤ちゃんが隙間から指を入れてしまって怪我をすることのない、こちらの扇風機がおすすめです。
Night Safari(ナイトサファリ)

Night Safariは、夜の動物園を楽しめる、世界でも数少ないスポット。シンガポールならではの施設なので、旅行に来たら行っておきたいですよね。
Night Safariは、夜ということもあって、動物の野生に近い様子を見ることができます。
わたしが行ったときは、ライオンが遠吠えをしていて、少し怖さを感じるほどリアルな雰囲気でした。
Night Safariに入ると、トラムの乗車列に並ぶ人と、最初にショーを見に行く人に分かれるイメージ。
わたしたちはトラムに乗るために列に並びましたが、週末ということもあり40分ほど待ちました。待ち時間は長く感じますが、乗ってしまえば風を感じながらゆっくり動物を見られるので心地良かったです。
後半はトラムから降りて、徒歩でしか入れないエリアを見て回りました。
Bird Paradise(バードパラダイス)

Bird Paradiseと聞くと、「鳥しかいないの?」と思われるかもしれません。
でも実際に行ってみると、そんなことを言ったことを思わず「ごめんね」と鳥たちに謝りたくなるほど、楽しめる施設です。
鳥が逃げないようなネットこそ高い位置に張られていますが、自然に近いような状態で鳥たちが飛べるようになっています。
餌を食べたり水を飲んだり、たくさんの鳥を間近で見られてワクワクします。
鳥の生息地ごとにいくつかのエリアに分けられていて、エリアの間で休憩スペースが設けられています。バードパラダイスもズーと同じくらい暑さを感じるので、エアコンの効いた休憩スペースがとにかくありがたく感じます。
我が家の中でも Bird Paradiseの人気は高いのですが、その理由のひとつに、遊び場が充実していることも挙げられます。
プレグラの対象年齢が少し高めなので、大きい子どもがいても遊びやすいことと、なんと言っても水遊び場があることが子どもたちにとって最高のポイントのようです。
Bird Paradiseに行くときには、水着を持参して、水遊びメインで楽しむこともあります。
River Wonders(リバーワンダー)

River Wondersは、淡水の生き物に特化している水族館。
世界の川に生息する生き物たちが、生息地ごとに分けられて展示されています。
通路に屋根があったり、屋内エリアがあったりと、Mandaiの他の施設と比べたら、涼しい環境で展示を楽しむことができます。
一年中暑いシンガポールでは、このように涼しい中で楽しめる施設がとても貴重。
屋根があるため、雨の日のお出かけにもぴったり。旅行中に雨が降りそうな日、他に行く場所がないときにもおすすめです。
わたしもよく雨の日のお出かけ先に選んでいたのですが、最近晴れの日に行ってみたら、違う良さがありました。
差し込む光で水槽がキラキラと輝いていて、とても癒されました。

また、River Wondersではパンダを見ることもできます。ZooやNight Safariにはいないので、River Wondersだけの特権。
いつ行っても、だらっとしたポーズでごはんをむしゃむしゃと食べていて、愛らしくてたまりません。
River Wondersは、涼しくて手軽に楽しめるメリットがある一方、プレグラや水遊び場はありません。元気いっぱい遊びたいタイプの子どもには物足りなく感じるかもしれません。
Bird Paradiseのエントランス外にちょっとしたプレグラがあるので、子どもの体力消費のために寄ってみるのも良いかもしれません。
Rain Forest(レインフォレスト)
Rain Forestは、2025年2月に誕生した新エリア。実はわたしもまだ行ったことがないので、今度行ってみたらまた詳しくご紹介させてください。
もう少しでレインフォレストも込みの年パスに更新する予定なので、実際に行くのが楽しみです。
【在住者目線】Mandaiの年パスは買うべき?
Mandaiの年パスを買うと、Zoo、Night Safari、 Bird Paradise、River Wondersの4施設に加えて、新しいRain Forestも含めた5つの施設に行き放題。
行き放題と言われるとお得な気はするものの、仕組みが分かりづらいし、実際本当に必要かな?って考えたりしますよね。
わたしも買うまですごく悩んでいました。そもそもシティエリアからMandaiまでは遠いし、年パスを持っていても頻繁に通えるかな?とか。
シンガポール在住で、子どもと一緒に比較的アクティブにお出かけする方は、年パスを持っていて損はないと個人的には思います。
通常のチケットと年パスの比較
通常のチケットと年パスの比較の表です。

上の表で記載した「家族パッケージ」の通常チケットの料金は、大人2人+子ども2人での計算です。子どもの人数が増えると、通常チケット1回にかかる料金は高くなります。
逆に年パスだと…
・大人2人+子ども1人で505ドル
・大人2人+子ども2人で515ドル
・大人2人+子ども3人で525ドル
…と、子どもがひとり増えてもプラス10ドルだけなので、子どもが多い家庭ほどお得に。
家族の人数にもよりますが、だいたい4〜5回行けば元を取れることになります。ちょっとハードル高いな…と最初は思ったのですが、年パスを買ってみると案外余裕で元を取ることができました。
年パスを持っていると、各施設内のレストランやお土産、アクティビティが20%オフになるのも嬉しいポイント。
動物園に行くと、なんだかんだ飲食やお土産でお金を使ってしまうことも多いと思いますが、支払うたびに20%オフになるというのはお得感がありますよね。
各施設に、年に1回ずつ行けば元を取れると思うと、アリなのではないかと思います。家からマンダイへのアクセスの良さにもよりますが…。
我が家はMandaiまで片道1時間以上かかりますが、それでも結構な頻度で通っています。
Mandaiの施設はどこも広いし、River Wonders以外の施設は暑い。園内を歩くだけでもかなり疲れます。
なので、1回の滞在で全部回ろうと思わず、ゆったりめのスケジュールを組んでいます。「今日はここまでにして、あっちのエリアはまた次回にしよう」と柔軟に考えられるのも年パスならではの良さかもしれません。
さいごに

シンガポール在住者目線で、Mandaiにある施設の比較をしてきました。
どの施設も違った良さがあるので、どこが一番良いとお伝えするのは難しい…。一度年パスを買ってみて、それぞれの施設に通ってみてほしいな〜と思います。
我が家では、お出かけの際に親子で一緒に写真を撮るのが定番。
わたしがカメラを構えていると、必ずといっていいほど子どもも一緒に撮りたがります。
そんなふうに撮ってくれた子どもの写真は、大人ではなかなか気づかない角度や視点ばかり。
ブレブレだったり、なんでこれ撮ったの?っていうものもあるけど、子どもならではの視点の写真がわたしはとても好きです。
とはいえ、大人のカメラを持たせるのはちょっと心配…。そんなときは、軽くて扱いやすいキッズカメラがぴったりです。
自分専用のカメラがあるだけで、子どものワクワクも全然違いますよ📷
旅行でも在住者のお出かけでも、暑さ対策を万全にして、お気に入りの施設を見つけてみてください。
今後は、それぞれの施設についても詳しく紹介していく予定です。よければまた読みにきてくださいね。
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